くまのこキッズアレルギークリニック|横浜市港北区の小児科

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2020.05.01

New! 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について

日本小児科学会から発表されている小児COVID-19に関する知見をまとめます。
・COVID-19患者の中で小児が占める割合は少なく、そのほとんどは家族内感染です。
・現時点で、学校や保育所におけるクラスターはないか、あるとしても極めて稀です(インフルエンザと異なり、小児から他人にうつすリスクは少ない)。
・小児では成人と比べて軽症で、死亡例はほとんどありません。
・乳児では発熱のみのことがあります。10代ではしもやけ様皮膚病変が手足にできることがあります。
・欧米から、川崎病重症型を疑わせるような多臓器炎症性症候群との関連性を示す報告があります(ほとんどがアフリカ系カリブ人)が、現時点では国内で川崎病が増えたり、川崎病患者さんからこのウイルスが検出された報告はありません。
・ウイルスは鼻やのどよりも便中に長期間かつ大量に排泄されます。
・ほとんどの小児COVID-19症例は経過観察と対症療法で十分とされています。
・海外の報告では、学校や保育施設の閉鎖は流行阻止効果に乏しく、逆に医療従事者が仕事を休まざるを得なくなるためにCOVID-19死亡率をかえって高めた可能性が示唆されています。
・教育・保育・療育・医療福祉施設等の閉鎖がこどもの心身を脅かしており、こどもの抑うつ傾向の増加、DVや虐待の増加、健診予防接種機会喪失による健康被害の増加など、小児に関しては関連する健康被害の方が問題と考えられています。

当院で実施している感染対策について

①感冒症状がある方とない方で待合室を分けています。
かぜ症状がない方はアレルギー待合室、かぜ症状がある方は一般待合室、熱がある方は隔離室をご用意し、動線を分けております。
ご来院の際は患者様・保護者様の「マスク着用」をお願いいたします。2歳未満のお子さんはマスクは不要です。咳が出るときにはハンカチなどで軽く口を覆う程度で十分ですのでご協力お願いいたします。クリニック入り口のハンドジェルを手指消毒にご利用ください。なお、クリニック入口の自動ドアは状況を見ながら開放して診療致します。

②コロナウイルス感染者との接触がある場合や、ご心配な場合には下記コールセンターにご相談ください。
〇一般的な相談や質問など
 045-550-5530(9:00-21:00)
〇感染が疑われる場合
 045-664-7761(9:00-21:00)

③6月3日よりLINEビデオ通話を用いたオンライン診療を開始します。詳細ページをご参照ください。

④厚生労働省・日本医師会の要請により、インフルエンザ、溶連菌、RSウイルス、ヒトメタニューモウイルスなどの迅速検査、鼻水の吸引は当面の間、原則休止とさせていただきます。なお、アレルギー学会からの要請により、気管支拡張剤の吸入が必要な場合にはネブライザーを用いない方法で行います。

ご予約はネット予約またはお電話で承っております。